こんにちは!ママハピの谷平です。今日は共働きが増えている中での夫婦のこれからのあり方について書いてみたいと思います。
私たちの親世代中心のスタイル「妻が専業主婦で家庭を守り、
夫が外で働いてくる」というのは実は日本社会の歴史では短く高度経済成長を支えた
ここ50年くらいに発生したものなのだそうです。
その時代には合理的だった家族のスタイルで国も支援してきた形態ですから、
団塊世代の親は悪気はなく、むしろ愛情でそのスタイルをオススメしてくれているはずです。けれども、
「親世代と今は時代がかなり違う」
という事実に早く気付く必要があります。
特に社会を離れて長い女性にはかなり後から働きたいと思っても不利になってしまいます。
女は家庭に入るのが当たり前、家事育児を抱えて当たり前
男が一人で大黒柱となって戦ってくるのが当たり前
という価値観を真に受けた素直な若者夫婦の人生がこの時代においてかなりリスキーなことに
なってしまうという時代。大企業でも右肩上がりは終わって、将来が不安で不確実というのが
持病みたいにつきまとう時代になりました。
だからこそ、どちらかが相手を支える「内助の功」スタイルから、
お互い人として成長し合い、支え合う「シナジー夫婦」という新しいスタイル
を強くおすすめしています。
現代にも合理的で、人生を自ら選択したい女性にとってもまさにハッピーな形です。
夫婦どちらかが病気や転職、リストラなどの転機があってもリスクヘッジができますし、
収入面だけではなく、人としてお互いに、より敬意をもてたり信頼関係を築くこともできます。
それにあたって学ぶことや技術は仕事にも生きてきます。
お子さんがいる場合、これから見えない将来を生き抜く必要がある
子どもにも「自分のメシは自分でつかむのだ」そして、
「パートナーとも支え合って相乗効果ある人生を送れるんだ」という背中を見せられます。
もちろん、現状の日本では、そうはいっても託児環境がない、
入りたくても保育園に入れない、そもそも就活もできないなどの
課題もありますし、実際にどちらかの勤務スタイルで家事育児が手伝えないので
協力し合うのが現実的に難しい、などそれぞれの環境事情や例外はあるでしょう。
私自身も最初は家事と育児の両立バランスがうまくつかめず、家族に負担をかけたり
何度もケンカになったこともありました。何度も壁を乗り越えてきました。
保育園だって、正社員をやめて自営業になっていた私はポイントも低かったので
認証保育園しか入れず、認可保育園の倍額以上の保育料がかかり、起業時は投資と思って赤字からのスタートでした。
それでも、諦めず夫とこのスタイルを一緒につくってきて本当に良かったと実感できていますし、今後の時代に合っているのだと感じています。
もちろん、仕事してダブルインカムになったって夫婦関係がうまくいっている方々はたくさんいます。
(収入が増えても男性という生き物のプライドの地雷を踏まない、ということは大切です。
私も完璧にはできていませんが。笑)
そして、何より「自分の人生を自分で決める」という幸せを実感することができます。
(自分勝手で一人よがりに生きるということではなく、2人で支え合いつつもお互い尊重し合って
自分の人生を女性も自分で決められる時代、という意味です)
スタイルを自分たちで選べる時代になってきたのは幸せなことです。
なかなかご主人に働きたいことをうまく言い出せない、というご相談もよく伺いますが、
お互い「この人とやっていくんだ」という愛をもって、そして相手を信頼して
ぜひ今からでも、できるところから2人の幸せのために会話してみてくださいね。
(株)ママハピ 代表取締役 谷平 優美
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