こんにちは!ママハピの谷平です。
今日は、働きたいママさんやワーキングマザーの皆さんに「子育ては最高の
尊い仕事であり、キャリアになる」というお話について触れたいと思います。
先日大手町で開催した「ママが本当に働きやすいってなんだ?」というイベント
のゲスト対談でも出てきたお話で、参加者のみなさんから反響も大きかったです!
私も以前は、子育て期間に社会と断絶されてしまうような不安感や、置いていかれて
社会復帰できないのではないかというネガティブな気持ちをもったことがあります。
でも色々な先輩や専門家の方のアドバイスをきいたり、自分自身が仕事を始めてみて、
「子育てって今までのキャリアで身につかなかった能力や考え方がすごい身に付いてる!」
と感じることができました。実際ママさんを採用し事業運営する中で、未経験でもとても頑張って
活躍・成長するママさんたちもたくさんみてきました。
そう、子育てって自分のキャリアの一部なんです!
<子育てで身に付く力とは!?>
1.段取り力と時間管理力
子育て中は予測不可能、想定外の連続。
効率よく予定をこなす事前のシミュレーション、段取りとタイムマネジメントをしっかりできるように
なっています。子育ては瞬時に判断することもよく求められますし、いかにお迎え等に間に合う
ように凝縮して効率的にこなし、1分も無駄にしないで成果を出すかを考えているママさんは
だらだら時間意識のなくいつでも残業できると思っている人よりパフォーマンスが高いのです。
2.マルチタスク力
朝食をつくりながら着替えさせる、授乳しながらパパのメールを返す、上の子に用意を
させながら下の子のおむつを替える・・・・、など同時並行でいろいろとやるべきことが多いので
女性の脳みそはもともとマルチタスクが得意ですが、さらに子育てでスキルアップし、
在宅作業でも、パスタをゆでながらお客様にメールを送るようになれます。笑
3.横を巻き込むコミュニケーション力
子育てで頼り合うお友達、PTAでかかわるママさんたちなど、仕事の上下関係とは違った
かかわりが増えます。そこには縦の力ではなく、「横の人を巻き込む多様性・柔軟性」が
身に付いています。色々な価値観の人の中でどううまくコミュニケーションをとって物事を
進めるか、会社などより大変な面がある中で身に付く力があります。
4.人を育てる力(マネジメント力)
子どもには基本からわかりやすく丁寧に教えることが求められます。
その子の性格やタイプにあわせて伝え方を変えてみたり、予想外な反応に違った言い方
にしてみたり・・・。出産して人を育てる楽しさを経験して、昔は「なんでできないんだ!」で
思考停止していた女性が、子育て経験後は「わかるようにこうやって育てよう」とスタンスが変わり、
器も広がった!なんて事例は多々あります。
5.主婦・生活者目線のアイディアときめ細やかさ
家計支出の74%は、妻(女性)の意思決定だといわれています。(内閣府「生活意識に関する調査、2010年)
生活者としての目線は強みになります。BtoBの会社だって先にあるのはBtoCの生活者。
主婦としての感性や感覚と、きめ細やかな視点はどんな仕事にもプラスです。
・・・いかがでしたでしょうか?
私は多くのママさんと働いて、そしてモーレツリーマンから子育て経験を経た自分を
振り返って、自信をもってママさんたちは「強みをいかすこと」をおすすめします。
これから学ぶことだってたくさんあるかもしれませんが、昔の仕事経験以外にママとして
の強みがあることを忘れず、ぜひ一歩踏み出してみていただきたいです。
失敗なんて誰でもあり当たり前。人生や仕事もその連続です。
労働力人口減少のなか、シニア・介護人材・女性などを経営にいかせない企業は
生き残れないといわれています。ママさんたちの力も求められているのです。
そして、自分がしっかり成果を出すために自分はどういう働き方を求めているのか整理し、
そのために職場に何を求めているのかしっかり会社や上司に伝えることも大切。
(わがままばかりと思われないように貢献することが大前提ですが)
自分の環境は自分で働きかけて主体的につくっていきましょう!
そして何より、子育ては世界一尊い価値のあるお仕事。
先にご紹介したイベントでファザーリング・ジャパンの川島理事もおっしゃっていたことです。
パパ・ママがつまらなそうにしていたら子どもは大人になりたくなくなってしまいます。
仕事ってこんな楽しくてやりがいがあるんだ!大人って楽しそう!!
そういう背中を見せることが何よりの子どものキャリア教育になります。
自分がハッピーになれる働き方を一緒にぜひ欲張りに追及していきましょう。
(株)ママハピ 代表取締役 谷平 優美
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