子どもの成長と共に一人で出来ることが増えていき、親がつい手を出してしまいがちな着替え等も見守ることで自分で出来た喜びを感じることができますよね。
子どもが小さいうちは、親が手助けをしてあげることができますがいつまでも親が先回りをして手助けするわけにもいきません。
私の両親は共働きだった為、小学生の頃から2人の姉と一緒に掃除や料理をしていました。
当時はイヤイヤながらのお手伝いでしたが
一人暮らしをした時に自分の身の回りのことができたのも
この経験があったからこそ。
我が子にも自分の身の回りのことは自分で出来るようになってほしいと思い、日ごろから様々なお手伝いをお願いしています。
特に、料理は「やりたい!」と言うようになった2歳頃から一緒にしているので子ども達も大好きなお手伝いの一つ。
まだ包丁は早いかな?
危ないんじゃないかな?
そう思う方も多いと思いますが
料理は「興味を持った時が始め時」
危ないところはサポートしてあげることで自分で出来ることが増えます
「これ私が作ったんだよ!」と嬉しそうに話していたり
苦手な野菜も、自分で作るとパクパク食べたりするので
できた!食べられた!
がどんどん増えて自立心が育ちます
料理は材料を準備して、使う道具を出して・・・など段取りが必要。
この料理にはフライパンが必要、茹でるから鍋にお湯を沸かしておこう、というように
段取りを自分で考え行動することができるようになります。
もちろん失敗することもありますが、今度は上手に作れるよ!と前向きな声掛けをしてあげることでやる気アップ!!
また、出来上がりをイメージして盛り付けをこだわることで創造力が育ち、完成した時の達成感も得られます。
現在6年生と4年生の娘は
私が仕事で忙しい時に2人で協力してハンバーグを作ってくれました。
付け合わせはキャベツかレタスで揉めて
話し合った結果包丁を使わないレタスにしたこと。
ランチョンマットを敷いてナイフとフォークも置いてテーブルセッティングまでしてくれました。
いつの間にこんなに出来るようになったんだろうと嬉しくもなり
子どもに料理を作ってもらうと私がラク出来るんだなと思えたことが一番かもしれません(笑)
料理を作れたことで完成した達成感
「ありがとう」「美味しかったよ」と言ってもらえる満足感
また言ってもらいたいから、何度も作ろうとする意欲
料理を通して、お子さんの成長を感じることできるはずです!!
小さいお子さんはミニトマトのヘタを取ってもらう、
配膳をお願いする、など出来ることから始めてみるのがオススメ。
お子さんと一緒に楽しみながら作ってみてください!
園田奈緒(そのだなお)
(社)日本キッズ食育協会 キッズ食育トレーナー
栄養士と子育ての経験を活かし2013年に離乳食教室を始める
レッスン内容にキッズ食育を取り入れたくキッズ食育トレーナーの資格を取得
キッズ食育スクール「青空キッチン旭川スクール」開校。
北海道旭川市にて離乳食・幼児食教室happyclover主宰。
料理教室、講座、子育て支援センターや保育園での食育活動、レシピ開発、コラム執筆、イベント開催等を実施している
3女1男、4児の母